【数学】究極!合格へ! 関西大学数学傾向・対策・難易度【完全保存版】

【数学】究極!合格へ! 関西大学数学傾向・対策・難易度【完全保存版】

2021/04/08(木)

(この記事の情報は2021年4月のもの)

初めに

こんにちは。今井です。4月が始まり、新しい1年が始まりますね。受験生は気を引き締めて頑張りましょう。

今回は関西圏を中心に大人気の「関西大学」の数学(一般入試)の対策や戦略などについて書いていきます。

関西大学といえば関関同立のうちの一つであり、一般に難関と呼ばれる大学です。人気も高く、受験者も非常に多いので合格最低点は非常に高いです。(7割弱ほど)そのためミスすることができません。数学に関しては奇問は出ないので丁寧に基礎を固めていきましょう。

試験情報

試験時間: 文系60分、理系100分
満点: 文系100点(全学部同一配点方式は150点)、理系200点
大問数: 文系3つ、理系4つ(のちに詳しく述べる)

前提

①教科書レベルの計算や基本的な考え方、定義や数学的言葉の意味がわかる。(logの演算規則や微分と接線の関係など)

②インプット形の参考書(基礎問題精講やチャート式(青か黄がおすすめ!!)など)の例題の解法が瞬時にわかる。

(③実践形式の問題集(文系の数学や理系の核心など)の実戦形式の問題の中で上述の解法の知識がアウトプットできる。)

※ここでは③の実践形式の問題集はやらなくても良い。やれるならやったほうがいいが、時間が足りなければインプット形の参考書で完結させ、過去問演習の時にアウトプットしよう!!

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全体像

関大の数学は比較的問題量も少なく、発想力が求められる問題も少ない。小問集合を除いて誘導がついた問題のみであり、それも典型問題がほとんどである。上で述べた知識の習得、運用が身についていれば困ることはないだろう。端的に述べてしまえば簡単である。

しかし注意して欲しいのは個別日程理工系2019年度〔Ⅲ〕のようなn進法の定義や、他にも曲線の長さや和積公式、区分求積法など細かい知識についても出題されうことがある。(受験生にありがちな)ヤマを張るのではなくすべての単元について満遍なく学習しておくことが重要である。
そのためにも前提知識として①の教科書レベルの内容理解が必要である。定義や公式がわかれば見たことある形になって答案が進んでいく。最初の一歩がわからなければもう終わりなので周りの受験生とも差をつけるためにも細かい知識を習得しておこう。

例年高得点の戦いになるため(特に最近はその傾向が強い)ミスすることなく解くことが最重要である。

大問ごとの対策

全学部日程のA問題が1a2bの範囲で構成された文系向けの問題で大問3つ構成である。B問題は3の範囲までを含めた理系向けの問題で4つ構成である。便宜上、文系学部個別日程の数学はA問題に、理系学部個別日程の数学はB問題に分類する。

A問題

大問1つが記述式で残りの2つは穴埋め式である。記述式の問題については基礎問題精講などの例題を解く上で必要な情報を盛り込んで記述することを学ぼう。

B問題

理系らしく数3の内容もふんだんに含まれている。そのために数3の内容も抜かりなく学習しよう。理系なのに数3を捨てるなど言語道断である。大問のうち2つは記述式、残りの2つは穴埋め式である。穴埋め式の1つは独立小問集合となっているのでそこは知識の確認に良い練習となるだろう。記述問題については過不足なく書くことを心がけよう。

※追記:2021年の入試で穴埋め3問、記述1問の形式が取られました。これからもこの傾向が続く可能性があります。

A問題B問題、共に計算量は工夫して計算すれば少ない。検算をしてミスなく確実に問題を解こう
これは高得点の争いになるので一番大事!!

総評

関大の問題は端的に言えば簡単である。むしろ満点を目指すべき問題セットと言える。逆に時間的制約以外で満点を取れないのは問題である。

記述についても、日頃の学習から手を動かして記述についても神経質になっていれば問題はないと思われる。(記述についてはこちら
また、問題用紙の空欄ある程度はあるが、少ない時もあるため、受験直前期には狭いスペースで効率よく計算する練習もするべきである。

解く順番に関しては、巷では穴埋め式から先に解くということが言われているようであるが、筆者の個人的見解としては、〔記述式→穴埋め式〕をお勧めする。というのも、試験が始まってすぐに穴埋め問題に取り組むと緊張も相まってミスが出やすくなってしまう。それに対して記述式問題は論理がつながるなら、計算は間違っていない確率が高い(逆に論理がつながらないときには計算ミスの可能性も高い)ので粗探しがしやすい。そこでまず記述問題を解いて頭を数学脳にして緊張も緩んできたところで穴埋め問題に取り組むことで計算ミスを大きく減らせる。

他の計算ミスの防ぎ方として、「因数分解や展開の時に文字に1などの具体的な値を代入してみて、両辺の値が一致するか」といったものや「数列の第3項までは代入し一般項と同じか確認する」と言ったものがある。自分自身の間違いの癖を見つけて間違いしやすいものには時間をかけるなど自分なりのミス対策を作り上げよう。

最後に

最後まで見てくれてありがとうございました。 関西大学を目指すみなさん是非数学満点を目指してください。
私もより良い記事が書けるようにこの記事も更新します。
みなさんの役に立てば幸いです。

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